永田守

芦屋市立打出浜小学校教諭
教員歴35年(2023年8月)

「私(永田)流 親たちとやってみたい100のこと」

 夏休み、丹羽会長より「親たちとやってみたい100のこと」というお題をいただきました。私は今年で教職35年目…57歳の年を迎えます。そんな「おっさん」いや「おじいちゃん」先生ですが、「ワクワクドキドキ」楽しいことが大好きです。そこで、「ワクワクドキドキ」を「キーワード」にして考えてみました!保護者の方とできたらめっちゃ楽しいこと間違いなしやと思います!

1. カラオケ大会…みんな世代や立場をこえて、大盛り上がり間違いなし。私の十八番は「あずさ2号」(狩人)と「お嫁サンバ」(郷ひろみ)です。

2. フォークダンス大会…実は、大学の時、「フォークダンス部」でした。みんなで一つの輪になって踊ると、仲良くなること間違いなし。

3. 百人一首大会…これは子どもも一緒にやるとおもしろいかも。みんなで「ちはやふる」!

4. カヌー体験…打小のすぐ近くの海洋体育館で水面を滑走しましょう!打小の子どもたちは必ず体験しています。

5. キャンプファイヤー…童心に戻って火を囲んで盛り上がりましょう!火の神は教頭先生がやってくれますよ。

6. 入れ替わり授業参観…子ども、教師、保護者がそれぞれの立場を体験できるよう、入れ替わって体験してみる。それぞれの立場が少し分かって優しくなれるかも。

7. 飲み会…お酒が大好きなので親御さんとしっぽり飲んでみたいです。ちなみに、日本酒のぬる燗が大好きです!

8. 南中ソーランを踊る…みんなでさわやかな筋肉痛を味わいましょう。膝や腰が痛い方は、要注意!

9. フェス…合唱したり、得意な方は楽器演奏するなど「打小フェス」ってかっこいい!実は、楽器が上手な先生、結構いらっしゃいますよ。

10.校内ナイトキャンプ…打出浜小学校で一泊。校内で肝試し。理科室の骨格標本を触りに行くというミッション!キャー!(怖)

 打小の職員室にポスターが貼られています。「教職員の元気(笑顔)が、子どもの元気(笑顔)につながる」…ブラックとよばれる大変な学校現場ですが、私たち打小の教職員が日々大事にしていることです。下線の部分をぜひ「私」や「あなた」に置き換えてみてください。

ある調査で、子どもは一日平均350回笑うに対して、大人は一日平均15回しか笑っていないそうです。

もっと、私たち大人が「ワクワクドキドキ」して、たくさん笑える…そんな瞬間を大切にしていきたいですね!

打出浜小学校教諭
永田守

<編集後記>

朝の運動場、音楽に合わせて踊りながらこどもたちを迎える永田先生。

日々、こどもたちの様子を打小webサイトにUPしてくれている永田先生。

ご自身も阪神淡路大震災で被災し、以来29年間教員として震災と向き合ってきた永田先生。
そして震災25年祈念冊子の作成を提案し、日常業務の傍ら冊子の編纂作業を続け完成させたのも永田先生だ。

 人は様々な面を持っている。

わたしのように一目見て盆踊り好きだと誰もがわかる立ち居振る舞いならばいざ知らず、そうでなければ聞いてみないとわからない。永田先生に頼めば面白いことになるんじゃないかと思って「親たちとやってみたいこと」をテーマに寄稿をお願いした。そして予想を裏切る面白さの10のことが返ってきた。

 本場イタリアのジェラート職人によると、最高のジェラートを作るのに必要なのは「パッショーネ(情熱)」と「アモーレ(愛)」と「ファンタジーア(想像力)」だという。

思うにこれは輝くなにかを生み出すための共通のルールだ。永田先生が生み出したアイデアを是非こどもと一緒に読んでみてほしい。楽しそう!やりたい!と声をあげるに違いない。先生はまさに情熱と愛と想像力を胸にこどもと向き合っているのだろう。

 こどもは日々おとなの背中を見て何かを感じ取っている。自分もそうだったような気がする。小学生の時、校長室の横に池ができた。岩で縁取られ、小さな滝があり、笹が植えられ飛び石もあった。僕たちは喜んでそこで遊び始め、やがて笹舟の船団を浮かべて両陣から口で風を送り下敷きで風を起こす大海戦ごっこになった。校長先生は「君たちのために作ったんじゃない!」と激怒したが、担任の先生は面白いことを見つけるのがうまいと言ってくれた。

 子は親の背を見て育つらしい。ことばより心に残る背中がある。でも正解の背中なんてものはない。取り繕っても仕方がないのだ。嘘のない背中を見せることがこどもを尊重するということなんだろう。

 わたしはみんなで「6.入れ替わり授業参観」や「10.校内ナイトキャンプ」を企画し、「7.飲み会」からの「1.カラオケ大会」を心から楽しみたい。パッショーネとアモーレとファンタジーアを胸に!

我もという者たちのために、門はいつでもあけている。

編集長 丹羽洋文





芦屋市立打出浜小学校PTAのウェブサイト

やれることをやる。やりたいことをやる。 市内一加入率の低いPTAが、これからのPTAを、一切のおふざけなしに夜も8時半からたっぷりぐっすり8時間しか寝れないぐらい考える。